この芋焼酎「なかむら」という銘柄は、当蔵にとって最高峰に当たる銘柄となります。
すべての原料にこだわり、すべての製造工程にこだわり、極上の味わいとなっております。
特に、米麹に使用する米は、全量地元の専門農家と契約をし、カルゲン農法という特殊農法を活用したヒノヒカリを使う事で、濃密で甘美な味わい、キレの良い飲み口が特徴となっております。肉や魚などの良質な油分と調和し、黒胡椒や山椒などのスパイスとも相乗効果がある食中酒となります。
サツマイモの蒸した甘い香りと、干し芋のような落ち着きのある風味が立ち上がります。その中に米麹を造る時の麹室の木の香りや、当蔵のある田園風景のような爽やかさも漂います。
味わいに関しては温度帯によって変化もしますが、基本的には米麹由来のボリュームある甘味と旨味が主体となり、微量の苦みが食事を引き立たせます。
余韻に関しては、キレがよくスパッとキレた後に、かすかに爽やかさが鼻に残るので飲み疲れせず次の一品、次の一杯に繋がりやすいよう酒質設計をしております。
蔵元名:有限会社 中村酒造場/鹿児島県霧島市
原料:さつまいも:コガネセンガン(霧島市)・米ヒノヒカリ(志布志市)
アルコール度数:25%
使用麹:白麹
使用酵母:鹿児島2号酵母
仕込水:霧島連山伏流水
蒸留方法: 単式常圧蒸溜